ワーママのんべいのブログ

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子どもの非認知能力を高めるために


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我が家の長男は年長さん。あと数か月で小学校へ入学です。

私は教育にかかわる仕事をしています。(教員や塾講師ではありません)

 

にも拘わらず、いやだからこそ?知的教育の類にはあまり興味がなく、特に文字や数字を教えることもなくここまでやってきました。「非認知能力」の重要性がさまざまなところで言われている昨今ですので、そういったことも念頭に置いています。

 

さて、文字や数字を教えずに小学校入学前に至った我が子の現在と、今後どうする?という話を書いてみたいと思います。

 

 

 

1.なぜ知的教育と距離を置くのか

私が知的教育に否定的に過ごしてきた背景として、ひとつには最近話題となっているレッジョ・エミリア教育やシュタイナー教育など、芸術や個性、自主性を重んじる教育では、知的教育を重視していないということがあります。

シュタイナー教育とはすべての子どもはユニークな個性をもって生まれてきます。そして、その個性を世界と調和させて生きたいと願っています。ドイツを中心に活躍したシュタイナー教育の提唱者、ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)が教育における才覚を初めて発揮したのは23歳の頃でした。彼はある家庭から、11才半になる水頭症の少年の家庭教師を依頼されました。その少年はまったく学習活動を受け付けることができませんでした。ルドルフ・シュタイナーが行ったのは、彼を編み物などの手仕事に取り組ませることでした。手足を使った意志活動に集中した結果、わずか1年半で少年の頭は小さくなり学校に受け入れられます。その後、少年はギムナジウムの課程を終えて医者になりました。ルドルフ・シュタイナーはこのような経験と独自の人間洞察から、知的な経路を通じた学習は教育のほんの一部に過ぎないと考え、感情や意志に働きかける総合芸術としての教育を構想していきました。芸術となった教育により、すべての子どもに共通する心身の発達プロセスを適切に整え、その上でひとりひとりのまったく異なる個性をそのプロセスの中に調和的に導き入れる。そのようなプロセスを通して、個性はとらわれのない自由を獲得できると考えたのです。(日本シュタイナー教育学校協会HPより)

 

友人がたまたま子どもをシュタイナー教育の学校へ通わせているのですが、とにかく文字の読み書きや計算などは後回し、だそうです。それよりも話し合いや創作活動など子どもの感性を伸ばす方面に力を入れているのだそう。

 

2.子育てで心を配っていること

 私は、〇〇教育、と銘打たれているものとは無縁でしたが、以下のようなことを心がけていました。

  • 休日はできるだけ外にでかけ、遊びの環境を提供する
  • なるべく人との交流を増やす(地域の催しに出掛けたり、公園で出会った見知らぬ子やお母さんと話したり)
  • テレビやタブレット等を含めたメディアとの接触は必要最小限にする(0~1時間程度/1日あたり)
  • 家事労働に参画させる(卵割り、かきまぜ、IHヒーターの操作、洋服たたみ、トイレ掃除、などなど)
  • 怒らない(これが一番むずかしい)

 

 

3.文字や数字を教えない我が子(年長)の現在

それはさておき、生活体験や感性といった非認知能力に重点を置き、文字や数字を教えたり、ということを一切やってこなかった家庭の子どもが、5歳年長さんの今どうなのかというと…

  • 4歳ころからすらすらと字を読み始め今では家にある「ドラえもん」のコミックスを一人で読む(なんと家に置いてあった数十巻分すべて読破)
  • 一の位の足し算、引き算ができる
  • 時計が読める(ちゃんと分まで言える)

あれれれ…予定と全然違う(汗)

 

文字情報が多い現代社会に生きているからでしょうか、保育園の年長さんクラスの子はほぼ全員、字、読めます。あと保育者体験行ってみたら、いろんな子が「3+4は?」とか計算問題の出し合いっこしているのも耳にしました。

 

ちなみに我が子が通っているのは、ふっつーの認可保育所です。

 

 4.小学校入学後の過ごし方

情報化社会が進み、知的活動が必要な場面は今後その多くがAIが担っていくことが予想されます。そのなかを生きていく、我が子たち。どのような力を身につけさせたらいいのかを模索しています。

 

あと数か月で小学校入学。保育園時代と違って、放課後のフリータイムが長くなり、この長い時間をどのように過ごしてもらうのかが課題です。可能なら、創造性や自主性が伸ばせるような時間の過ごし方をしてもらえたら、と考えています。

 

我が家は隣に私の父母が住んでおり、学童は使わずに学校から直帰させる予定です。

そのため子どもは祖父母宅で放課後の時間を過ごすことになりますが、この祖父母たちが、まー、あまり子どもを伸ばすことに関心がなく困りものです。何も指示しなければyoutube与えてほったらかし、とかテレビにずっと子守させっぱなし、、、(悪気はもちろん無いのです)

 

しかし指示を明確に出せば、おそらくその通りにしてくれる(はず)なので、子どもの1週間のスケジュール表や時間割を作成しようと考えているところです。ただ単純に「子どもにyoutube見せっぱなしにしないでよ!」と怒るだけでは、祖父母もじゃあ、仕事やめて自分で面倒みなさい!とか学童に行かせろ!とかなりますからね。

 

ちなみにここまで読んで「なぜ学童を利用しないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、これは近所の学童が、大変荒れていると評判だからです…。(ちなみに横浜市です。横浜市内はすべての小学校に学童が併設されていますが、利用している方のブログなどを見るとどこも似たり寄ったり、というか良い評判がでてきません。まあ満足している人はその感想をネットにアップしたりはしないから、ということも考えられますが)

 

小学校へ入学させてみて、もし学童もそんなに悪くなさそうだぞ、となれば学童も検討するつもりです。